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授乳中女性の被ばくによる胎児への影響

まず、本題に入る前に放射線量の単位について説明します。放射能に汚染された農作物、
原乳、さらに水道水などに付着したり、含まれる放射能の量の単位をベクレルと言います。
また、被ばくした時の放射線の量は線量で表し、線量の単位はシーベルトです。
放射線物質の種類、摂取経路によって、身体への影響は異なるため、人体への影響を表すシーベルトはシーベルト=ベクレル×実効線量係数によって計算されます。<例>300ベクレルの放射性ヨウ素131の入った食物を食べた時の人体への影響は、300ベクレル×2.2×10=0.0066ミリシーベルト被ばくしたことになります。
このことを理解して本題に入ります。母乳中に分泌される放射性ヨウ素は摂取した量の4分の1程度と推測されるが、確定的なことはよくわかっていません。母体血中の放射性ヨウ素の濃度に比べ、乳児汁中では低いと言われています。放射性物質を含む水道水(軽度汚染水道水と表現)を長期にわたって飲んだ場合の健康への影響はどれくらいあるか、母体被ばく量は以下のように算出される。
500ベクレル/kgの水を1日1リットルずつ365日飲むと500×365×2.2÷100=4,015マイクロシーベルト(約4.0ミリシーベルト)となります。胎児に悪影響が出るのは同等以上の被ばくが起こった場合と推定されます。
以上より、授乳中女性が軽度の汚染水道水を連日飲んで授乳を持続しても乳幼児に健康被害は起こらないと推定されます。また、妊娠中女性が連日飲んでも母体ならびに胎児に健康被害は起こらないと推定されます。
しかし、被ばくは少ないほど安心であり、軽度汚染水以外の飲み水を利用できる場合には、それらを飲用することを勧めます。また、妊娠中の女性は脱水に注意する必要があります。したがって、のどが渇いた場合は決して我慢しないで水分を取る必要があります。
そんな時はスポーツドリンク、ミネラルウォーター、ジュース、牛乳などを摂取するのがいいでしょう。