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2023年12月25日

葉酸について

 葉酸はビタミンB群の水溶性のビタミンであり、ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」とも言われています。さらに、DNAやRNAなどの核酸やたんぱく質の合成を促進し、細胞の生産や再生を助けます。特に胎児の正常な発育にとって重要な栄養素であり、女性は妊娠前から産後にかけて摂取することが推奨されています。葉酸は水溶性でかつ光、熱に弱い性質のため、新鮮なうちに加熱せず食べられるサラダなどで摂り入れるのがお勧めです。

妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性および妊娠初期の妊婦さんは、胎児の神経管閉鎖障害リスク低減のために、

640μg/日が推奨量とされています。その内の400μgは、サプリメント等、通常の食品以外に含まれる葉酸(狭義の葉酸)から

摂取することが望まれます。妊娠中期および後期の妊婦さんは

480μg、授乳中は340μgが推奨量とされています。